修理完成。
今回は破損しているシフトレバーを修復して、再組み立てするお話です。
どこまで補修剤などを用意すればいいかと悩んだのですが、ご用達ヨドバシの模型コーナーでもろもろ購入しました。
エポキシはまだ残ってたはずだと思ったんですが、どうやら捨ててしまったようで購入。
ただし、今回はここまで必要ない。はず。
むしろ必要な補修であった場合はもう諦めた方がよい。
もうひとつは瞬間接着剤なのですが、高強度と謳っているのでこちらをメインに使ってみようと思います。
少し懸念点として心配なところはあるが、開封したらすぐわかるのでひとまず作業開始。
カーボンは剥離こそしてますが、部品として位置がずれてしまったりはしてません。
そのまま瞬間接着剤を流し込んで固めることにしました。
というのが上の画像。
高強度の瞬間接着剤ですが、心配していた通り少し粘度が高めです。
粘度が低ければ割れている部分に流し込みやすいのですが、ちょっと奥まで流れているかが心配になる粘度(高め)でした。
表面に盛り上げるような状態まで接着剤を使うなら、この粘度で問題ないと思いますが、もう少し粘度低めの物を選択しても良いと思います。
瞬間接着剤ではありますが、硬化するまで少し時間が掛かるタイプのようなので、流し込んだあと奥まで流れるように叩くようなことをしてみました。
やはりただ接着剤をさすだけでは流れなかったようで…
酷かったこちらの面はこんな感じですが、裏面も流し込んで盛ってます。
硬化に時間が掛かるのはわかったので一度に接着剤を流すとうまく盛れない様子が見えたので、2日掛けて作業しました。
穴の部分からも流し込んでます。
ペーパー#180→#400で仕上げ。
#1000も用意してましたが、指に掛からないくらいになったので止めました。
少し欠けたような感じになっているのは処理が甘い…
もうめんどくさかったので、このまま続行。
実際触った感じでは、最初の状態とは違い力を掛けてもたわむ感じがかなり違います。
動作では、つまむような形で力が加わる訳ではないこともあり、これで問題ないとこの時点では判断します。
※実際に組み付けてから最終判断になります。
レバー補修も無事完了しましたので、再組み立てをします。
似た画像ですが、写真は使い回してません。
こちらの軸を入れたとき抵抗があり、軸そのものがあまり回らない感じがして何度か穴側を紙ヤスリで削り直ししました。
ただ、こちらの穴をあまり修正して補修した以外の場所も削ってしまって、ガタが大きくなるのは避けるべきです。
こちらの軸は巻きバネの固定位置になる役目と、レバーの位置調整(握り幅)を調整するものになります。
ですので、それほど精度は必要ないですが、やはりガタが大きいとせっかく調整したものがズレるだけなので、修正はほどほどでやめてしまいました。
EリングというかCリングを入れる溝が下側になります。
先ほどの画像と上下がひっくり返ってます。
シフトレバーをブレーキを握ったときに戻す動作をさせるのがこちらのパーツですね。
分解するときと違って、組み付けるときはバネの状態をきちんと確認してください。
バネに応力が掛かっていない状態で組み立ててもきちんと動作しません。
ですので、組み立ての方がいくぶん難しいです。
反対側から。
Eリングがある面。
本体側へ組み付けました。
が、これは失敗例です。
分解と違ってこちらhちょっと手間取りました。
先ほどの失敗画像との違いは、バネの掛かりの位置が違います。
組み立てるにあたって、きちんとバネに加重が掛かる形で作業をしないと動作に不備が起きます。
バネで押さえている箇所は都合2箇所存在します。
そちらに力を加えながら、もしくは固定しながら作業することになるので、どうしても手が足りなくなりますし、うまくいきません。
こればっかりは動画でもとっておけばよかったのですが、口で説明するのはちょっと難しいです。
知恵の輪的な作業になります。
どのようにすればよいのか?というのはすぐに理解できると思うのですが、それを踏まえての作業はどうするのか。というのはちょっと難しいのかと思います。
軸の抜け止めも入れて、おおまかな作業は完了。
カバーも取り付けて。
無事補修から再組み立てまで完了できました。
ですが、この変速レバーは、フロント変速。
レバー移動量を触った感触からすると、実際ワイヤー取り付けてフロントを持ち上げる重さを想像すると…
また壊れるんじゃないだろうか。
とか、頭をよぎりました。
実はすでに仮でコンポを組み込んでまして、そこで試してみましたが、実動作にはまったく問題なく安心しましたが、やはり壊れるんじゃないだろうかとか思った(汗
割れたら割れたでコンポ組み替えるか…
さて、ほどよく準備ができたので、組み付け作業を進めたいと思います。
(この時点では大物が届いていない)
番外編への補修編はこれでおわり。