そう言えば東京マラソン2019に参加してきたんでした(リタイアしました

そう言えば東京マラソン2019に参加してきたんでした(リタイアしました

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ユニコーンガンダムははじめて見ました。満足です。

 

 

3/3(日)でしたのでとっくに開催は終わっているんですけども。

それにしてもブログを書くのが久しぶりになっていてびっくりしている。変だなと思ったら下書きに途中の記事が溜まっていた…

 

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東京マラソンとの関わりを思い出してみると、記録上は2012年にはじめて抽選エントリーに挑んでいますね。

落選ですけど。

その後着実に落選を続け、惰性で宝くじを買うが如く。

しかしそれでも2016年大会は当選し、家庭や仕事で忙しかったんですがさあ久しぶりのフルマラソンをと意気込んでいたところで大会開催の週月曜日にインフルエンザに罹患すると…
高熱はその週の金曜日まで続き、そのような状態で参加どころか受付に行く気力もなく。

そこから3年振りの当選ということで、喜んでみたもののまともにフルマラソンを走った記憶がおぼつかない。
さらに大阪に来てから体調からまともに走れず、ひとまず自転車へ逃げてみたものの負荷を掛けることはできてなく、完走なんてと思っていたりしてました。

それでも少しでもと思い練習を再開してみてもこれまた走れない。
10㎞もままならなく、ほんと参加もどうしようかなと迷っていたんですが、10年に1回参加できるかわからないような大会なので、リタイアでもいいからと年末年始の連休に少しでも走ればと無理が祟ったのか、1月終わり頃に膝を壊すことに。

丸い体格ですが、今までひどい膝の故障を経験したことがなかったんですが、その場から動けないほどの痛みが走り、2㎞どうやって帰ろうかと呆然としてました。
なんとか痛みが和らいだところで帰宅はできたんですが、足を踏み出せば激痛と言うのは言いすぎですが、そのまま歩くことができなかったりすることもあり、歩くのに時間が掛かるようになってしまいました。

どうしたら痛くないのか?というのを自分なりに調べていたりすると、どうやらひねる動作を入れると痛みが走ることがわかりました。
膝の外側たまに内側に痛みが出る。半月板の損傷というのが頭に浮かびます。

まともに歩けるまで2週間掛かりました。

練習できる週末はあと2回。ここまでフルの距離の練習どころかハーフも走れてません。
練習で走れた距離の倍は大会で走れるという法則のもと、いつもハーフ練習は1か月前にするんです。最低限…

それすらもままならず残り2週間…
テーピングだけでは不安だったのでサポーターも手に入れ膝に掛かる負担を軽減しようと色々と手を打っていたところふと思いつく。

そう言えばシューズが合わなてサイズを上げていたんだ。

大阪に来て調子が悪い中ウォーキングだけはしてたんですが、足が太ったのかむくんだのか今までのサイズが入らなくひとつサイズを大きくしていたのでした。

少しずつ走れるようになってきたのでまたサイズが戻ってきたのか?と思い履いてみることに。
いつものように5本指ソックスでは入りませんでしたが、ふつうのソックスで薄手であれば入りました。
まだ馴染んでいないのでしばらくしたら5本指ソックスでも大丈夫な気もする。

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伊丹空港そば千里川河川敷。
引越前はショートコースとしてこちらまでウォーキングしてましたが、引越してからははじめてです。
往復19㎞でしたので、ロング走でもないですが、休憩入れながらですが膝も痛まず走れました。

大阪に来てからはじめて”走れた”気がする…
シューズ大事(泣

この状態で走れるのが年末年始休暇の時期であればフルマラソンを走れる体力を取り戻せていたと後悔しても遅いのですが、走れる感触が久しぶりに感じることができた。

2週間前に。

 

 

 

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完走できない言い訳は終わりましたので、前日受付の様子を紹介したいと思います。

2019年から受付場所がお台場へ移りました。

そうだった。昨年までのビッグサイトへ行くのも同じ交通手段なのであまり気にせずゆりかもめ乗ってました。

落選してもEXPOは見にくることが多かったのですが、はじめて前日受付に挑みます。(実際は木曜日から)

受付前に上司から東京来るなら面談させろやというのがあってめんどいなと思っていたんですが、月1回まで会社の補助もらえるで大人しく面談してきました。

 

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EXPO見学の一般者とは別に参加者はランナー受付ブースへ向かいます。

いい天気です。前日までは…

 

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はい。受け取りました。

というくらいあっと言う間でした。
まず、ランナー受付ブースへ入る前に受付用QRコードを準備して入ります。

 

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セキュリティタグを腕に取り付けられ、大会終わりまで外すなと脅されます。

エントリーシートもしくはQRコードと本人確認とセキュリティコードと取り付けるだけでひとまず終わりますが、次のブースへ移動します。

この次のブースで、セキュリティタグと本人顔画像撮影があります。
セキュリティタグ(SECOMマーク)を読み込むことで顔撮影され紐付けが完了するそうです。

その後、参加賞のTシャツを受け取り完了です。
荷物預けの袋は先に受け取ります。

東京マラソンは荷物預けをせずに参加も可能でそちらの受付はまた別の流れになってました。

 

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苦節何年かの憧れの東京マラソンのゼッケン…

 

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受付は終わりなのでこれで帰ってもいいのですが、せっかくなのでEXPOも見ていきます。

なのですが、今回ははじめて外会場でのEXPOです。
受付終わりとすぐASICSブースです。

 

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激混みのブースの中、せっかくなのでざっと見学しました。
発売したばかりというか、まだここでしか買えない?新しいシューズが出てました。

 

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厚底ブームにASICSさんも乗っかってきました。
しかしワイドサイズの用意はなくラストは標準(もしくは2W?)の1種類のみでした。
ASICSさんなので、標準ラストでも履けるかもしれないけど混雑がすごかったので見てくるだけでやめました。

300g超えるシューズとのことでしたが、もった感じはそこまで重いとは感じませんでした。
今は250gクラスのシューズを使うことが多いですが、一番走っていたころは200g切るシューズばかりでしたので、調子がよくない膝のためにもこういうシューズを試してみたいです。

 

 

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室内ブースは主にメインスポンサーさんが陣取ってますが、混んでます…

 

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石原さとみちゃんがお水くれるなら完走できる気がしてきた(気がした

EXPOだけ参加とかでよく来てたのですが、今年はせっかくランナーなのに恩恵もなくさみしく会場を後にしました。
石原さとみちゃんのデカパネルだけがテンション上がりました。東京メトロさんありがとう。

ホテルは神田駅近くでしたので、のんびりと向かいます。
チェックインするところで東京マラソンの袋を持っているひとが数人。
お互いがんばりましょう。

フルマラソンの前はパスタを食べてカーボローディングする(意味ない)
と言うのが定説ですので、つけめん食べました。

 

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お金掛かってルなぁと思う荷物預けの袋。
有名どころの大会はいくつか出場してますが、東京マラソンは別格ですね…

受付のボランティアさんの数も桁違いな気がします(ランナー参加人数3万人超え)

 

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ランニング用のTシャツです。
メッシュが粗いのでどちらかというと夏用だと思います…

さて、ここで前日の天気予報を見ると見事に雨。
当初の予報では、大会終わり頃に雨降り始めるけど気温高めであったのですが、ずーっと雨それも寒い。に変わり服装で失敗していることが確定。(実際の気温はさらに落ちた)

練習時の冬モードの服装でなんとかなるか。というところを、アウターを持ってきてなく半袖Tシャツにアームカバーだけ…
ということで、この記念Tシャツも重ね着することにした。

雨予報は別にしてポンチョは用意(防寒用)していたので、これも着て走ることに。

ホテルも近いので普段なら着替えも必要なくとっととホテルに戻るという選択肢もあったのですが、上だけでも着替えるようにと長袖のTシャツだけは持っていくようにした。

これがなければたぶん動けなくなっていた…

当日どれだけ過酷になるかわからないまま大風呂でのんびりしてそのまま就寝。

 

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東京マラソンお金掛かってるなと感じるのが東京メトロさん。
24時間使い放題とかすごいなほんとに。

神田駅だったのでJRで新宿向かうつもりだったんですが、淡路町から丸ノ内線に乗る。

すると、ランナーさんがぞろぞろ。
お互いがんばりましょう的に挨拶したりして、まだみなさん余裕。この後まじかよ的な展開があるけど、まだ元気。

 

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こちらはスタート地点。

ここに並ぶ前というか、指定ゲートに行く前からもう雨。しっかり雨。
新宿ダンジョン上級冒険者なぼくは案内図無視して進みましたが、ずーっと地下を歩けるのでこちらが正解だと思います。
地下のままだと別のゲートに出てしまうからと思いますが。

ゲートではペットボトル持ち込み禁止。ほかジェルなどは”新品”のみ持ち込みOKと言っているのに、ランニング用ボトル持ち込みとかしていてもめているひとがちらほら。

しかし、中に入ってから見ると実際に持って入っているひともいるのでこれはどうなんだろうと思った。

中身を開けて確認とかではなく、「ペットボトル入ってますか?」という確認とバッグをまさぐるくらいなので、いくらでも持ち込める気がします。
ソフトシェルならなおさら。

もうしっかり雨で最後まで止むことがない予報であるので、トイレもと思ったんですがここも大行列でした。
ですが、ここで入っておかないとレース中のトイレもどうにもならないと思い雨の中ずーっと待ってました。

 

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先の画像を撮影したポイントがこちら。
コースは紫の点線で出てます。

 

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スタートの号令とともに、さあ走るぞ。といういことはなく。

 

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まあ、スタート地点まではまともに動きませんよね。お約束です。
途中ボランティアのみなさんがゴミを受け取ってくれていたので、ポンチョを預けようかなと思ったんですが、気温が落ちてきているのでこのままで行くことにしました。
結局最後まで着てました…

この時点で地面には投げ捨てられたウェアが大量に。
スタート地点を過ぎてからもゴミが錯乱していて足を取られることが多く以前から問題になっていたゴミが想像以上に多かったのが印象的でした。

日本人のモラルとは。

 

大きな大会ではスタート地点を越えてもなかなか走れなかったりするんでが、道幅もしっかりあるのでペースもそこそこで進みます。

追い抜くことも可能です。

ペース上がらないけど。

冷えた体、久しぶりのフルマラソン。
いいところハーフまではしっかり走りたいということで意識してペースを上げていこうとしましたが、どうにも上がらない。

心拍も上がらない(汗
心拍負荷掛けるような練習も出来ていないので先に上げて体を温めたかったんですが、足も前に出ない、心拍も低いまま…
気分的には㎞5分台のつもりですが、いいところ6分台。もういいやと思い5㎞まではこんなペースで。

雨は弱まることなく10㎞まではこのペースで。
14㎞前にトイレにと思って並んだらタイムロスがそこだけで20分以上…

寒いからみなさんトイレ行きますよね。
下手すると14㎞地点の関門に引っかかるようなタイミングであったのですが、どこかのポイントで護送車に乗せられると今度はトイレに入れないと思ってここは無理して並ぶことに。

5㎞30分台で走っていたのに10㎞から15㎞のラップは1時間オーバー。

ちょっと心が折れました。
というか寒くて足が動かなくなってしまいました。

もうそこからは走ったり歩いたり、若干1名だけぼくがどこの関門で引っかかるかをガチで予想してきたので、そこは抜けてやろうかと思いながら止まない雨を恨めしく思いながらも進んでました。

シューズの中はもうプールでした。

寒いのと、背中というか脇腹がずーっと痛くてどうにもならんなと思いながら、クリアすべき関門は抜けたので、次の関門で捕まるかなと思っていたら、2分前くらいに通過してしまいこのまま30㎞までは行かないとならなくなりました(笑

これには走れなくなってきていて正直困ってしまいましたが、じゃあ歩いていこうと、5㎞ほどずーっと歩いてた気もします。

結局30㎞関門は10分過ぎに通過してますが、トイレ行かなければ歩いていても通過してしまっていたので、自分にダメ出しをしてました。

 

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ずーっと体を冷やしてきていたので、変な咳も出てきていてこれは風邪引くなと思っていたので、30㎞地点で止めてよかったと思います。
さらにゴールから遠くなるので…

30㎞地点は数寄屋橋交差点でしたので、護送車に乗せずそのまま歩いてゴール地点へ向かった方がよいのではと思ったりしましたが、そうもいかず素直にはとバスに乗せて頂きます。

ヒーターガンガンに掛けてくれてましたが、からだはビショビショで寒い。
完走してないので、タオルもなく体も拭けない。

結局バスから開放されるまでかなりの時間掛かったのですが、バスから下ろされたところで地獄が待っているとは思いませんでした。

温かいバスの中から濡れた衣服のまま外に出されたということは?

一気に体温が奪われてしまい体が震え出しました。
どこへ行けばいいのかもわからず、アルミシートも頂きましたが手も震えているので被れず…
荷物受付まではこれも遠く、風が出ている中震えながら荷物受付場所を探す。
ボランティアさんには大丈夫ですか?と声を掛けて頂きましたが返答できず大きくうなずくしかできませんでした。

正直これはやばいウェア脱ぎたいと思って着替えのテントを探します。
また戻るのかよ、とフラフラしながらテントに向かいましたが、真っ青な顔をしたひとがたくさんおりました。

テント内はぐしゃぐしゃでゴミはそのまま…
わかるけどと思いながら、ぼくは濡れたウェアを抜いで乾いた衣類に着替えてライトダウンも羽織りました。
すると震えていた体はぴたっと止まりました。濡れた衣類やばい。と思いながら、ポンチョやアルミシートはゴミ袋に回収してもらい帰路へ。

そこは地下通路に下りるんですが、みなさんまともに歩けず渋滞(汗
ぼくはリタイアしているので足も問題なく、鼻水が止まらないくらいでした。

そこには燃え尽きたというかしばれた(北海道弁で凍った)ランナーが死屍累々の状態でそこかしこに。

ずーっと地下通路を歩けるんですが、曲がるべきところを曲がらず結局ひと駅歩いて大手町駅から電車に乗りホテルへ帰りました。

ホテルに戻りすぐお風呂に向かいましたが、いつまで経っても体は温まらずなかなかきつかったです。

炎天下の中脱水症状を起こしたアクアラインもしんどかったですが、寒すぎると動けなくなりますね…
寒いと水分取れなくなるという経験はの佐倉マラソンでも経験してましたが、この時がパーソナルベストだったりしてそれはそれで変な感じです。

思いつくまま文章を投げ出しましたが、最後にボランティアの方々には頭が下がります。
この寒い雨の中長時間活動して頂き、ステキな笑顔で温かいお言葉、または厳しい応援(笑)
ボランティアの皆さんがいなければ大会運営もなにもあったもんではありません。

日本橋から銀座に向かう道、まわりにランナーもいない中、沿道の応援もほぼいなくなっているなかがんばってと声を掛けて頂いていたのがなんとも申し訳なく…

ほんとうにありがとうございました。

またいつか走れればよいのですが、次こそは完走して沿道のみなさんの応援に応えたいです(笑

 

 

 

…悔しいので、3/31の淀川のハーフ走ります。