ロードバイクをいじくってみよう SPEEDPLAY ZERO CHROME-MOLY V.2 ② SHIMANO SH-R088へ取り付けよう

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色々迷ったんだけどSHIMANO SH-R088で(お値段的に)

 

 

SH-R088 | ロード | サイクリング シューズ&ペダル | シマノ ライフスタイルギア -SHIMANO LIFESTYLE GEAR-

迷ったのは、VITTORIA SPEED for speedplayというシューズ。

SPEEDPLAY専用のシューズです。
シマノや他社のシューズとの違いは、SPD-SL等3穴ではなく4穴であること。
一番重要なのは、クリート取り付け面はフラットであること。
通常のシューズはフラットではなく面がラウンドしています。SPEEDPLAYでもスペーサーを使って面をフラットにして取り付けをします。

 

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こちらがクリート取り付け面。

 

 

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SPEDDPLAYのスペーサーには、各社のシューズの面に合うようにスペーサーが2種類用意されてます。
今回のSHIMANOは、基本「6」と記されているスペーサーを使うように指示されてました。
※購入時は「5」のスペーサーが取り付けられてました。

取り付け時にきちんと確認することも重要です。

 

 

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取り付けました。

ここで重要なのはやみくもに力を入れてとりつけることは良くありません。
適正なトルクで各ネジを揃えて固定することが重要です。

ここでの取り付け位置は、前後方向でスライドできます。
今回は基本が大切ってことで、基準となる拇指球がペダルセンター位置にくるように揃えました。
※シューズにもスペーサーにも拇指球の位置がマークされてます。

 

 

 

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シムもちょうど良いようでがたつきもありません。

 

 

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クリート本体を取り付けました。

 

 

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なんか変なのが写ってますが…

4つのネジを均等に締め込むことで歪みなく平面が出ています。
ガラス面みたく定盤はないのですが、とりあえずテーブル等で簡易的に平面を確認しました。

 

 

 

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この画像ではわかりにくいかと思いますが、Cクリップがはまっている場所はいくらか厚み方向で隙間があります(黄色いパーツとメタルパーツの間)
ペダル側でロックしたときも隙間がある。

この隙間がSPEDDPLAYが膝に優しいと言われる由縁のひとつだと思います。
しかし、クリート本体を締め込むときに強く締めすぎるとこの隙間がなくなることとでクリート本体が歪んで取り付けられることによって、ペダルにはまらないという事象がかなりの確立で起きているようです。

残念なことですが、一度歪ませてしまうとメタルパーツの平面が出なくなるのでいくら締め付けを取り直しても改善し難くなると想像できます。

Cリングそのものの硬さもあり、使い始めは開きにくいこともあってよりはめ込み難いということが発生します。

困ったことに緩すぎても話にならないですし(事実ネジの脱落も多い)
メーカーでは適正トルクで取り付けられるように工具まで用意してますが、こちらを使っても同じようにトラブルは減らない気がします(トルクも強すぎる)

スペーサー取り付けでも同じことが言えてむやみにトルクを掛けて取り付けるとベースとなる平面が歪むのでここも揃えてネジを締めることが重要です。

 

ネジを取り付ける適正トルクの目安ですが(けして力を入れすぎない)
・4箇所ともドライバーの軸そのものを持って対角線上に順番に締めていく。
・軸を回して回らない位置が出てくるので、一度そこで止める(ここではまだ締め付けは弱い)
・ドライバーの太くなっている持ち手部分を指だけで回す(1ノッチずつ回る感覚があるはず)
・1ノッチから2ノッチまでしか指では回せないので、ムリしてそれ以上は締め込まない(4箇所、ほぼ同じ締め込みになるはず)
・クリート本体へは皿ビスで取り付けられているので、平面からはみ出ていないかを確認する。
・簡易的にでも歪んで取り付けられてないかを確認する。 

ひとそれぞれ握力も違いますし、工具の扱い方も違うのでまったく同じになるとは言いません。
ですが、同じ人間が扱うのであればネジ4本同じ状態になるはずです。

 

 

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ペダルはどんなペダルでも同じですので、左右の向きさえ間違えなければ問題ありません(というか、左右間違うと取り付け出来ない)

 

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ペダル本体にも左右の印がありますが、シャフトにも”R”標記ありますね。

グリスを少し散布して固着しないようにして固定して準備完了です。

 

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往復27㎞ほど走ってきました。
ビンディングはじめてです。
いつもランニングで走っていた場所ですが、ロードでこの距離走るのもはじめてです。

心配していたSPEEDPLAYのペダルへのロックですが、なにも問題おきませんでした。
自転車に跨がり、右足合わせて踏み込み「かちっ」と音がして、続けて左足も踏み込んでロックしました。
特にサドルからお尻を外して踏み込んだ訳ではありません。

踏んだ。という意識もそれほどないです。
サドルに座ったままでしたが、いともあっけなくロックできました。

偉そうにトルク合わせろとか平面にしろとか書いてきましたが、無事に記事にすることができました。
ずっと疑問に思っていたことが間違いなかったと安堵しました。

使い心地とかはまた記事にしますが、両面でキャッチできるSPEEDPLAYはやはり快適だと思います。
走り出して信号で止まる度に左足だけ外していましたが、特に苦も無く外せます。
別にペダルの位置とかを目線で確認しなくてもはめられます。

その後走り出せば簡単にキャッチしてくれますので、そのまま海まで走りだすことにしてしまいました。

とは言えキャッチし難いときもあるのは事実でした。
そういうときは一度足を外してもう一度踏み直すとはまります。
はまらないときはそのまま力を入れても一向にはまらないというのは実際にあるようです。
これはだいたいペダルが斜めにクリートに中途半端にはまっているということが多いような気がしました。
確かにはまらんときはどんなに力を入れてもはまらんw

 

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ついでにレッドブルエアレースの会場まで走ってきました。
今度の週末ですので、準備は着々と進んでいるようです。
これ以上は入れないようでした。

白いテントの上からちょこっと見えるのはコントロールタワーっぽい形してました。

ビンディングおもしろいー♪とご機嫌で走ってきましたが、心配していた立ちゴケもなく無事帰ってこれました。

SHIMANOのSPD-SLなどのビンディングは使ったことがなく、いきなりSPEEDPLAYを選択したので他のものと比べることができないのですが、色々と気になっていたところは解決できましたし、ほんとに満足です。

これだけ組み付けに気を使っても取り付けられないのであればやはり専用のシューズが必須かなと思ってましたが、正直拍子抜けでした。
ネットでも、まったくキャッチ出来ないというひとと、絶賛しているひとが顕著に差があるのが気になってましたが、やはり組み付けそのものでしたね。 

まあ、そもそもSPEDDPLAYを選択した理由というのは別のところにあるんですけどね。